【俺?僕?私?】自分の一人称が言えない人種
どうもおかだ(@OkappeOmb)です。
皆さんは会話するとき自分のことを何といいますか?
俺?僕?私?自分?ワシ?あたし?あっし?拙者?・・・・・
この世には数多くの一人称が存在します。
あるサイトの情報によると男性の一人称は、
俺 38.5%
私 22.5%
僕 15.4%
自分 14.1%
その他 9.5%引用元:しらべぇ https://sirabee.com/2017/03/04/20161068056/
とのことでやはり「俺」が強いですね。
広島にいると「ワシ」と名乗る人が多くいるので、地方によって違いはあるんでしょうが。
かくいう筆者、いや俺も自分のことは「俺」と言います。
仕事中やこのブログのように文章を書くときは僕or私と言います。
しかし、ここに至るまでなぜだか自分のことを名乗れない期間がありました。
そして過去の自分と同じように、自らの一人称を名乗れない人物に出会ったこともあります。
僕の周りだけでも数人そんな人がいたわけなので、日本中探せばもっと同じ悩みを抱えた人がいるんじゃないかと思いこの話を今日の話題にしてみました。
こちらの記事について、読売新聞に載りました。
詳しくはこちらの動画で。(YouTubeへリンクします)
自分のことを名乗れなかった小学生時代
僕が自分のことを名乗れなかったのは、小学校を卒業するまでです。
経験のない人には全く気持ちがわからないかもしれませんが、自分のことを名乗れないのはめっちゃくちゃキツイです!!!(笑)
普段の会話で自分の一人称を言えない縛りで会話してみてください。絶対すぐに壁にぶつかりますから。
自分のことを名乗らずどうやって生活していた?
さぁ、自分のことを名乗らずどうやって小学校生活を過ごしていたかです。
主に次のパターンの対応をしていましたね。
「これ誰の?」とか聞かれたときとかですね。
①なんとなく濁す
こうしてきょどっていると、友達の方から
「あっおかっぺのやつ?」
とか神の手を差し出してくれることがあります。
②話をすり替える
いや、そういや次体育だよね。
着替えんといけんわ!
力技ですね。
③「自分」というワードをわざとらしくなく使う
「自分」なら使うことができたので、会話の流れで使えそうな場面はこれを使用します。
「俺」や「僕」と「自分」には壁がありますね。
④自分を指さす
指をさしても自然な場面では有効な技。
使える場面は限られている模様。
はい、見ていただいたとおり、まじでキツイです。
自分を指す言葉がないのだから、なかなか自分から話もできません。
結果、おとなしい性格に拍車がかかります。
僕が小学校時代めちゃくちゃおとなしい子どもだったのはこれが一つの原因だと思います。
育ちが原因の可能性大
なぜ名乗れなかったのか・・・?
正直これは全く不明です。
しかし、一つだけ育った環境が影響した可能性は高いです。
なぜならうちの姉と妹にも同じ症状が出ていたから。
「自分の名前を言わないのが普通」という環境で育ったのか、子どもの頃は兄弟そろって自分の一人称が言えませんでした。
別に変な家庭環境だったわけじゃないんですけどね。
これは未だにおかだ家の七不思議として語り継がれています(笑)
ただし自分の名前を呼べないのは、学校の中とかパブリックな環境に身を置いたときのみの話。
家にいるときは自分のことを「自分の名前+さん」で呼んでいました(笑)
家にいても「俺」や「僕」は無理でした。
かと言って、学校で「自分の名前+さん」なんか言ったらそれこそ変なやつになるので、結果「何も言えない」になるわけですね。
今思えば「何しょうもないことに悩んでんだよ」ですけど、当時は本当悩みだったなぁ
中学一年生の俺、一人称「俺」デビュー
この病を乗り越えたのが、中学一年生の頃。
乗り越えた瞬間はいまだ鮮明に覚えています。
当時野球部で仲いい友達と、チャリで部活から帰っていた時の会話。
俺が、
と何気なく放った「これ」というワードを友達が「俺」と聞き間違えてくれたのです!!!w
会話内容全く覚えてないんですが、「これ」を「俺」に聞き間違うことで、なんか変な話に受け取られてすごいツッコまれた記憶があります。
この出来事があって以降、なぜだか自分の中での「俺」への壁が完全に崩壊して、いつでも無制限に「俺」が使用可能になりました。
俺スキルを開放した感想は・・・
こんな自由な世界があるんだ!!!!!
でした(笑)
本当それくらい生活が楽になりました。
中学生時代、小学生時代よりまだ積極的な性格になれたのも「俺スキル開放」のおかげです。
その友達には本当に感謝しても感謝しきれません。
あの出来事がなかったら、いまだに自分のことを「自分の名前+さん」で呼んでいたかもしれないのだから・・・
自分の一人称言えない人ってほかにもいるんだと思った高校時代
俺スキル開放状態で意気揚々と入った高校時代。
ここでも野球部に所属したのですが、「自分の一人称言えない病」の患者が野球部の同級生に二人もいました(笑)
二人とも性格はいたって普通の元気な高校生なのに、自分の名前は言えないんですよねぇ。
あっ同じような人ってやっぱいるんだ
と安心した記憶があります。
共通点として、二人とも僕と同じ町内の中学校からその高校に入学していました。
あの町には自分の名前を言えない慣習みたいのがあるんだろうか・・・(笑)
まとめ(自分の一人称言えない病は地獄)
ということで、自分の一人称を言えないのはほんんんとうに辛いです。
あなたの周りにもし同じ症状の人がいたら、優しくしてあげてください。
そして、うまいタイミングで「これ」と「俺」を聞き間違えてあげてください(笑)
ひょっとしたらそれだけでその人の人生は変わるかもしれません。
ちなみにこれって自分の名前だけじゃなくて、ほかの人の呼び名にも当てはまります。
「この人の名前だけはなぜか呼べないんだよなぁ」って人、意外といるんじゃないでしょうか?
ちなみに僕はいまだに名前呼べない人が何人か思い浮かびます(笑)
仲悪いとかじゃなくて、めちゃくちゃ仲いいのに呼べないんですよね。
ほかの人の名前呼べない病についてもいつか書いてみたいです。
ということで、
日本中の自分の一人称言えない病の患者がんばれ!!!!!
これ日本だけですかね?たとえば英語なら一人称「I」だけなので。
いろんな呼び方があるのは日本語の面白いところであり、一部の人は苦労する点ですね。