どうもオカダ(@OkappeOmb)です。
2020年2月末〜3月頭にかけて、インドに行ってまいりました。
日本とは全てが正反対の国インド、毎日が刺激にあふれており、人生観や価値観が変わると言われる意味がわかりました。
インドは人生で一回は行くべき国(1回しか行きたくはない)ということを感じましたので、私が感じたインドのすごさを具体例交えてご紹介いたします。
記事を読み終えたとき、「1回だけインド行ってみたいな」と思ってもらえると嬉しいです。
リアルな旅動画をYouTubeにUPしているので、是非ご覧ください!
インドに行くと人生観や価値観が変わる3つの理由
「インドに行くと、人生観や価値観が変わる」というのはよく聞きます。
コロナの影響もあり、1週間ほどの滞在でしたが、そう言われる理由を身をもって感じたので、今回は3つほど紹介をさせていただきます。
①「人の目を気にせず、自分の好きに生きればいいんだ」と思える
さすが世界第二位の人口を誇る大国インド。
とにかくどこに行っても人、人、人・・・
どこを歩いても、必ず人だらけの環境にぶつかるので、落ち着いて外を歩くこともできず、外にいるだけでストレスを感じます。本当にうんざり。
しかも全ての人が日本にはいないタイプの人間。
周りの目を気にしながら、全員が同じように動く日本とは真反対の世界。
全員が個性にまみれて、生きるのに必死。周りの目なんか多分全く気にしていません。
そんな光景を見ていると、「自分なんかめっちゃいる人間のうちの一粒でしかないんだな」というのを実感してきます。
こんなに人間がいるんだから、自分が何をしたところで世界には何の影響も及ぼしません。
そんな風に考えると、周りの目を気にしながら、周りと同じ行動をとって生きていくことがバカらしく感じてきます。
どうせ一度きりの人生、わかっているのは生まれて死ぬことだけ。
だったら自分の好きに生きた方が得じゃね?そんな風に考えられることでしょう。
②「日本人の自分は金銭的に恵まれた立場だったんだな」と思える
インドは日本に比べると物価の低い国です。
カレーは100円あれば食べられるし、タクシー(リキシャ)は1km乗っても30円程度。
ぼったくりの多い(多すぎる)国ではありますが、リキシャでぼったくられたところで数十円の世界。よく考えると可愛いもんです。
ただ、現地の人にとってはその数十円が超絶デカイ。
インド人庶民の平均収入は「15,000円〜2万円弱」とかです。つまり日本人の私たちは、インド人より10倍以上金持ちなのです。
10倍ってよく考えるとすごい数字。
(そう考えると、300円くらいかけて食べていたレストランのカレーは彼らにとって3000円・・・店がガラガラだったわけだ。)
数十円のぼったくりは彼らにとっては数百円のぼったくり・・・そりゃ俺でもぼったくるわ(←おい)。
僕が持っているiPhoneXR(7万円)は彼らにとっては70万円・・・そりゃ盗みたくもなるわ。
僕が会社員2年目に新車で買ったヴェゼルは彼らにとっては2,500万円・・・超高級車だ・・・
そんな感じで、お金の面で自分たちみたいな平均的な日本人でさえ、結構な富豪に思えてきます。
さらに貧富の差を実感できる具体的な場面がこんなとき。
まず列車の座席。
インドの列車では等級が分けられており、エアコン付きの車両(AC車両)で足を伸ばして眠れるものから、いつも混雑しているエアコンなしのカチコチシート(セカンドクラス)まで様々で、値段も全く違います。
外国人旅行者は基本的にAC車両を選択し、快適とは言えないまでも、一応のプライベート空間を確保しながら列車内で過ごすことができます。
僕も今回の旅ではAC車両を選択。AC車両と言っても、日本の新幹線に比べれば1/10以下の価格なので正直そんなに大きな出費でもありません。(ただ、睡眠の環境は決してよくない)
一方、一般のインド人たちはセカンドクラスにぎゅう詰めになって乗車していました。(座れない人多数)
自分が乗る列車が目の前を通り過ぎていく時に、入口からつま先がはみ出すくらいぎゅう詰めになっているセカンドクラスの車両を見て、
と思いました。
次に外国人窓口での対応(駅やタージマハル)
デリーやバラナシなどの大きな駅では、外国人専用窓口が存在し、そこで外国人旅行者だけがチケットを購入することができます。
印象的だったのが、バラナシの外国人窓口に立ち寄った時。
バラナシ駅では人があふれかえり、地べたでも多くの人が眠っているような状況でした。
ただ、外国人窓口だけはガラガラで、奥にソファー席まであってそこで優雅に過ごすことができました。
外の状況との対比で、なんか自分がめっちゃ恵まれているように感じました。
また、タージマハルでのチケット購入時のこと。
タージマハルでは、チケット料金が外国人とインド人で大きく異なります。
インド人:45ルピー(約65円)
いやいや違いすぎだろw
ただ、外国人のチケットを持っていると、列に並ばず速攻で入場することができます。まさにディズニーランドのファストパスと同じ原理。
一方のインド人たちはものすごい行列を作っていて、チケットを買うだけで4時間もかかるとのこと。
その行列を横目にガラガラの外国人の列に並んでいる自分・・・なんて恵まれているんだと実感した瞬間でした。
最後に、ガラガラのレストランについて。
デリーでレストランに入店した時のこと。めっちゃ美味しいカレーだったのに、店内はガラガラ。
店から外に出ると、歩くスペースがないほどに人であふれているのに、店内はガラガラ・・・
そう、僕たちが当たり前に食べていたカレー。現地の人にとっては高すぎるから誰も店に入ってこないのでしょう。
高すぎると言っても、日本円に直すと300円とかそんなんです。
ただ、上で紹介した平均収入で考えると「300円=3,000円」なのだ。
すき家が3,000円だったら入りますか?
そういうことだと僕は推理しました。
気軽に300円出せること自体めっちゃ恵まれているのだ。
このような経験をして、「日本人の自分は金銭的に恵まれた立場だったんだな」と実感いたしました。
インド人の場合、カーストなどもあり、貧しい人が金持ちになるのはなかなか難しいことです。
まず毎日生きるだけで必死なのに、そんな余裕がない人ばかりでしょう。
一方の日本人は、普通にしてれば死ぬことはありません。
少し節約して貯金をすれば海外旅行にも行けるし、もし仕事を辞めても貯金さえしておけば、僕みたいにしばらくニート生活を送ることさえできます。
お金を稼ぐ手段だって、全員に平等に星の数だけ用意されています。
これはインドの人にとっては当たり前のことではありません。
これを実感したことで、
と思うようになりました。
僕はセカンドクラスに乗れるほどの気持ちは持ち合わせていません。快適な新幹線に乗れるよう頑張ろうと思います。
③日本で当たり前に使っているものにありがたみを感じられるようになる
インドで目にするものは、ほとんどのものがボロボロで、日本の生活に慣れている自分達から見るととても不便に感じます。
まずはバスに乗った時のこと。
バス自体がボロくて、席は汚いし、ボルトが外れているのか座席がぐらつくこともありました。
冷房設備なんかありません。
そして何より揺れる。日本の道路は世界でもトップクラスに舗装がいきとどっていると聞いたことがあります。
それに慣れているのもありますが、整備されていない道なんか当たり前で、いつも揺れまくるバスは刺激がありました。
日本に帰ってきて、成田空港から東京駅までバスを利用したのですが、あまりの揺れなさに「宙に浮いてんじゃないか?」とすら感じたほどですw
そしてシャワー。
インドのシャワーは水圧が弱い!ジョボジョボ出てくるお湯で根気よく体を洗いました。
(水しか出ないシャワーも多いみたいなので、お湯を浴びることができた分ラッキーか?)
日本に帰ってきて、自分の家のシャワーを浴びた時の快適さ・・・半端なかった。
インドのシャワーは上で固定されているタイプのものばかりなので、ホースの部分が自由に動かせるのも最高です。
さらに飲料水問題。
これはインドに限ったことではありませんが、もちろん水道水は飲めません。
歯磨きする時のうがいすら、控えた方がいいと言われています。
結果、事あるごとに水を購入する羽目になります。
水は1リットルで20ルピー(約30円)と安いのですが、いちいち購入するのはめんどいし、ずっと持ち歩くのはなかなか重いです。
そう考えると、水道水を飲むことができる日本は神でしかない。
今までミネラルウォーターを買うことも多かったのですが、水道水を冷やして飲めばいいじゃないか!という思考に変わりましたw
他にも色々ありますがキリがないので、あと一つだけあげておくと「空気の綺麗さ」
東京の空気が特別綺麗とは言いませんが、インドに比べたら100倍マシです。
インドでは常に変な匂いがしていて、遠くの景色はスモッグでぼやけて全く見えません。大気汚染MAXです。
それに比べると、東京の空気は超綺麗。Always空気清浄機状態なのであります。
花粉やらコロナやらで、結局マスクつけて生活する羽目になるのも事実ですが、基本的な空気が綺麗なのは素晴らしいことだと感じます。
他にも、ゴミが落ちてない、バリエーション豊かな食事、静かな人々、動物や糞が存在しない道路・・・日本に帰ってきてから、今まで当たり前だったものに、とてもありがたみを感じながら生活しております。
【まとめ】インドに行くと人生観や価値観が変わる3つの理由
いかがだったでしょうか?
インドに行きたいと思いましたか?絶対行きたくないと思いましたか?笑
インドに行って人生観や価値観が変わる理由をおさらいすると、
①「人の目を気にせず、自分の好きに生きればいいんだ」と思える
→インドは人が多過ぎて、自分という存在の小ささを感じられる。
②「日本人の自分は金銭的に恵まれた立場だったんだな」と思える
→インド人に比べると、実は超豊かな暮らしをしている自分に気づく。
③日本で当たり前に使っているものにありがたみを感じられるようになる
→インドの老朽化した設備を目の当たりにし、日本で使っているものの素晴らしさを再認識できる。
たしかに、臭いし、汚いし、人はわずらわしいしで、歩くだけで疲れてストレスのたまる国です。
ただ、少しの滞在でも、必ず自分にとっていいきっかけが見つかる国でもあります。
なぜなら、全てにおいて日本の正反対の国だから。
個人的に、海外旅に出ることのメリットとして、その国のいいところを知れること以上に、日本のいいところや変なところを客観的に知れることが大きいと考えています。
いろんな面でぶっ飛んでいるインドの場合、そのメリットが他の国以上に大きい・・・いや、大きすぎる結果、人生観や価値観までもひっくり返してしまうということになるのでしょう。
人間は皆、人生で一度必ずインドから呼ばれる瞬間があると言います。(←信じるか信じないかはあなた次第)
インドで出会った旅人は、大学生とかが多かったのですが、個人的には、何年か社会に出て働いた経験のある人こそ、インドに行くべきなんじゃないかと思います。
ある程度の経験を積んだ人の方が、インドで自分と向き合いながら、色々深く考えることができると思うので。
おそらく、僕が大学生だったころにインドに行っていても、「まじカオス!!!!!」くらいの浅い感想しか持てなかったことでしょうw
ゴタゴタすぎてじっくり考える時間を取るのさえ難しいので、旅の計画は「余裕を持ちすぎる」くらいで立てるのをオススメします。
以上、長々書いてきましたが、インドは人生で一度は行くべき国。それは間違いありません。
なお、インド旅行者は、あの刺激にハマってしまってリピートしたくなる人、もう金輪際行きたくない人の二択に分かれるらしいのですが、僕の場合は完全に後者。もう30年は絶対行きません!w
てかインドは10年後にはGDPで日本を逆転するらしいぞ。これからどんどん雰囲気も変わるかもな。
ただ、日本と正反対の環境で、一つずつ困難を乗り越えていくあの感覚にハマる人がいるのもまたわかります。
とにかく行けばわかります。
ぜひ一度行ってみてください!!!!!